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糖尿病と水虫には深い関係がある

2020年05月10日

水虫になったからといってそれで命を落とすようなことはありません。だからこそ、ちょっとくらいのかゆみや見た目の悪さは我慢して放置しているという方も多いのではないでしょうか。でも、死ぬことはなくとも足を切り落とさなければならないような事態になったら、そこはそれで困るはずです。通常の水虫患者であればそこまで悪化するにはそれなりに時間がかかりそうなものですが、糖尿病患者は別、何しろ免疫力低下という症状も持つ糖尿病患者はあっという間に白癬菌が広がって最悪の事態までなりやすいのです。血糖値が高くなることで白血球や免疫に関わる細胞の機能が低下してしまっていて、病原菌と充分に戦えない状態なのです。免疫力低下に加えて厄介なのが血管障害です。薬を用いても血液の隅々まで効果が行き届きにくいので治療期間が長くかかるといわれる水虫がより治療困難になります。血管障害を起こすと神経にも障害が起こりやすく痛みなどを感じにくくなります。どうしても処置が遅れやすいといった点も危険なのです。

糖尿病は血糖値が血液中に増えてしまう病気で、その原因となるのが食べ過ぎや運動不足です。血管障害は自覚症状が出てこないのでなかなか対処するまでに時間がかかりやすいのですが、日頃から食事内容や生活習慣に気をつけて、まずは糖尿病を発症させないことです。

糖尿病患者になったらよりフットケアに努めて蒸れさせないように努力しましょう。清潔な環境こそが白癬菌を近づけないために有効なのです。靴を2足以上持つ・抗菌シートで拭いてやる・蒸れさせない靴下素材を心がける・汗をかいたらすぐに清潔な靴下と履き替える、当たり前の対処法を丁寧に続けることが発症しやすい状態を回避できる効果が高いです。フットケアをしていれば足の指と指の間が赤くなっていたり、そんな初期症状を見つけられる可能性は高いです。発症しやすく、そして症状が出たらあっという間に悪化して行くのが糖尿病患者の水虫なので、とにかく初期段階で気付いて早期治療を行わなければなりません。水虫に限らず、免疫力が低下している状態だとどのような菌に感染しないとも限らずとても危険な状態にあります。体中全体に気を配っていた方が良さそうです。

生活習慣病の一つとされて発症者が多くなった現代では、とりあえずインスリンを注射していれば大丈夫と安心せず様々な病気と闘いながら少しでも良い方向に向かって行くよう治療を続けて行きましょう。出来れば温泉など共同施設は避け、ケガにも注意してください。健康な人であればすぐに治るような傷も、糖尿病患者は細菌感染を起こして重篤な事態となりえるのです。神経障害があるので火傷も傷も気が付かないまま、化膿してから初めて気付いていても遅いです。自覚症状が出にくい糖尿病、毎年と同じように生活していたにも関わらず水虫を発症してしまったというのであれば、もしかしたら血糖値が上がってきている証拠かも、そんなバロメーターとなることもあるのです。